値段を気にせずついつい買ってしまうものランキング

日本では昔からいろいろな健康器具がブームに

日曜日の夜8時にフジテレビ系列で放送されていた番組に、「発掘!あるある大事典」があります。健康や美容についての情報を提供する番組で、毎週1つのものを取り上げ、その効用などを伝えるというものでした。番組の影響力は大きくココアを取り上げた日の翌日にはココアが、ヨーグルトを取り上げた日の翌日にはヨーグルトが売り切れになるほど売れた、といいます。しかしデータの信憑性が問題となり、2007年1月に番組終了が決定されました。

健康に良いとされるものが爆発的に売れるという現象は、日本ではかなり前から見られています。1970年代には丸い板の上でウエスト部分をひねるという運動をする「ツイスター」という健康器具がブームとなり、多くの人が購入して使用しました。しかしやり過ぎにより腸捻転を起こしたり有痛を訴えたりする人が続出し、またそれまで持ち上げていたマスコミが危険性を一斉に報道するようになったため、姿を消していきました。

その後にブームとなったぶら下がり健康器も、今では見ることがない健康器具となっています。ぶら下がり健康器は一人用の鉄棒のような、ぶら下がって背筋を伸ばすという器具です。1日に1分程度の使用で肩こりや腰痛、さらには内臓疾患なども治るということで大ブームとなりました。しかし発売から1年ほどでブームは沈静化し、また類似品が大量に出回ったことから製造・販売会社は倒産に至っています。

日本人は健康への意識が非常に高い

日本人には諸外国に比べて、健康を強く意識するという傾向があります。そのためさまざまな健康器具が次々と登場し、テレビや雑誌などを媒介として紹介されます。魅力あふれるキャッチコピーや使用者の声によるセールスアピールから、値段を気にせずに健康器具を購入してしまう人がたくさんいます。

これらの健康器具にはハッキリとした効能が示されないものもたくさんあります。運動自体は悪いものではないのですが、やり過ぎによるケガにも注意しなければなりません。冷静になり、よく考えてから買うことが必要です。